脳科学的な「扁桃体」の研究

扁桃体は不公平に対しても反応する。平等に対しては反応しない。メソポタミア文明時代には既に農業が発明され貧富の差が生まれている。

※NHKスペシャル病の起源3、「うつ病の原因を自分で考えてみよう」

「所得格差」と「健康」の関係について

  • 所得格差が一定以上格差が大きくなると、健康への影響も大きくなるという、いわゆる「閾値効果」がある可能性があること、更に閾値効果はどのような地域の単位(国・都道府県・市町村など)で所得格差を測定しても、存在する可能性が示されました。
  • 大規模な全国調査である「国民生活基礎調査」のデータを分析したところ、そのような「自分に似た他人と自分の所得との格差(相対的剥奪度)」が大きい人ほど、自分の所得水準に関わらず健康状態も良くないことがわかりました。
  • 同様の検討を高齢者の追跡データ(愛知老年学的評価研究:AGESデータ)で調べたところ、高齢者でも、男性では強い関係が見られました。一方女性では関係ははっきりしませんでした。
  • スウェーデンの全国民の追跡データでも、同じ結果。
  • 所得が低く、地域の人々との当たり前の社会関係をうまく築けず孤立している、といった、いわゆる「社会的排除」の状態にあると、その後の死亡リスクが高くなる(寿命が短くなる)ことが追跡研究で明らかになりました。
※■Kondo N, Sembajwe G, Kawachi I, van Dam RM, Subramanian SV, Yamagata Z. Income inequality, mortality, and self rated health: meta-analysis of multilevel studies. British Medical Journal 2009;339(nov10_2):b4471-. FULL TEXT: BMJ 他多数
「格差」は「扁桃体」を通し「肉体的健康」に影響