健康と性格との関係

近年の研究では性格と人間の身体の健康には一定の相互作用があり、外交的な性格を持つ人は身体の免疫能力が高い傾向を示すということが明らかになってきている。

「人間に備わったパーソナリティ(性格)は、その人が持つ世界を形づくることになります」と語るのは、性や生命を科学的に取り上げるジャーナリストのリンダ・ゲベス氏。「何人の友人を持つか」「どの仕事の分野で秀でた才能を発揮するか」そして「逆境に対してどのように立ち向かうか」という人生における行動は、全てその人が持つ人格にもとづいて決定されるものと語ります。

そのような性格は、その人の行動・生活にとどまらず、健康状態にも影響を与えていることが明らかになっています。2014年12月に発表された性格と免疫系における因果関係に関する研究結果では、高い自制心を持つほど身体の免疫能力が低く、一方で非常に外交的な性格を持つ人ほど高い免疫力を示す傾向があると結論づけられています。

イギリス・マンチェスター大学のダニエル・デイビス教授(免疫学)は「『私たちの性格や人生の大部分は病気に対抗する遺伝子によって作られている』という考え方が幅広い分野で注目されています。性格と健康との関連性は無視することができません」と語った。

※Extroverts may have stronger immune systems - health - 21 January 2015 - New Scientist

寿命と性格との関係

サイコロジカルサイエンス誌の論文によれば、ワシントン大学の研究で、1930年代600人に対して行われた性格テストをも元に、その親しい友人5人も含めて総勢3,600人の追跡調査を行った。その結果友人から見た時の性格と、寿命との相関が認められた。男性は誠実性、女性は神経質傾向が低いと寿命が長かった。

※Psychological Science
「パーソナリティ」と「健康」との研究は既に始まっている