書籍『WELL BEING』を題材にしたオンラインイベントを2023年3月22日(水)に開催しました。著者である亀ヶ谷正信(弊社代表)自ら、同書籍の内容を紐解きつつ「ウェルビーイング」について語りました。
Well-beingとは
アメリカの心理学会で誕生したポジティブ心理学は「幸せとはどういう状態のことか」をテーマに、幸せに関係する因子分析をしている。
弊社はWHOの健康の定義から出発している。
WHOの「健康」の定義は、
・「満たされる」ところまで含んで定義をしている
・ココロ(メンタル)とキズナ(人間関係)を分けて捉えている
といったところに弊社は価値を感じている。
・お金とWell-beingの関係
・Well-beingに至るには、自分にとっての正解を探して育てるしかない
・Well-beingには、仕事とプライベートの垣根はない⇒本質にフォーカスすることで初めてWell-beingに到達する可能性がある
*本質(共通課題)は人間関係だと考えられている
今日のテーマはキズナ(人間関係)の健康
キズナの健康は普段は価値を感じにくいが本当に重要なもの
キズナの健康は1次~3次まで階層を成している
事例
ヨガサークルに所属している主人公は、ヨガが好きでサークルに来ている。サークルのメンバーのことはあまり深く詮索せず、いい距離で良い付き合いができていると感じていた。
ところが、仲良しだと思っていたメンバーから、その考え方を「よそよそしい」「深い話をしている気にならない」と否定的に受け取られてしまう。
*この事例は、職場の人間関係に置き換えることもできそう。良い距離感で程よい緊張感を持った人間関係で仕事を進めるのか、何でもなあなあで緊張感のない馴れ合いの人間関係で仕事を進めるのか、どちらを目指したいと思うのか。
書籍の振り返り
・思考のメカニズムについての振り返り ー 第5章(2)より
⇒ポイント:事実に対して「意味づけ」をしているのは自分
・感情のメカニズムについての振り返り ー 第5章(3)より
⇒ポイント:自分が相手を説き伏せようと怖い顔をしていると、相手もどんどん怖い顔になっていて、さらに説き伏せようとする…というスパイラルに入ってしまう。本当に必要なのは「共感」を示すこと
・自分が求めているココロの健康とは ー 第5章(1)より
⇒ポイント:思考と感情が一致する状態が「幸せ」
・意識のメカニズム ー 第4章より
⇒ポイント:人間が正しく認識できるのは極めて限られた範囲のみ
正しく認識できた範囲の外のことは都合よく補正されてしまう
事例研究
「予測と期待」という言葉を軸に、思考・感情・意識がどう関わるのかを紐解いて事例を解釈した
ご参加の皆様からのご質問・ご相談
職場の同僚を「同僚」と考える人と、「友達」と考える人が職場にいる。「友達」だと思って馴れ馴れしくする人に、同僚であることを思い出させるマイルドな言い方はあるか?
など、様々な話題が出た。