耳慣れない言葉は難しそうに感じるものです。Well-beingという言葉もその1つだと思います。この記事では、難しい言葉をなるべく使わないようにしてWell-beingのことを紹介してみたいと思います。
脳科学は脳の働きを科学する
子どもの頃にまったく異なるタイプの同級生がいませんでしたか?
・テストで60点取れたことを喜ぶ同級生
・98点でも満点を逃したことを悔しがる同級生
どうしてこの違いが生まれるのでしょうか?
様々な見地から説明を試みることができますが、脳の物事の理解の仕組みの観点からも説明することができます。
脳の働きについて研究するのが「脳科学」であり、書籍『WELL BEING』は脳科学の視点からWell-beingについて考えています。
人類はずっと幸福について考えてきた
Well-beingという言葉もまた、耳馴染みがないと難しいもののように感じられます。英語ネイティブであっても、この言葉を理解することが難しい場合があると聞いたことさえあります。
Well-beingは直訳では「善いあり方」であり、そこから「幸福」という意味が出てきます。
幸福とは何か?これは人類の長い歴史の中でずっと考え続けられてきました。
(書籍『WELL BEING』の102ページ~105ページあたりに詳しくまとまっています)
嬉しいことも幸せなことも人それぞれ
冒頭の例を思い出してみてください。
60点なのにとっても嬉しそうな同級生がいます。
でもみんなが60点で喜ぶわけではありません。中には、60点取ったことを恥ずかしいと感じる人や、60点取って家に帰ったら怒られると憂鬱になる人もいるでしょう。
また、98点はほぼ満点であり、多くの場合周囲の人は称賛するはずですし、取った本人も誇らしく思ったり嬉しくなったりすることが多いと思います。ところが、冒頭の同級生は98点を取ってもまったく嬉しくなさそうでした。
このことから分かるのは、何が幸せなのかは人それぞれでしかない、ということです。
幸福になりたいならこの3つを大事にする
人それぞれとはいいつつ、幸福になるために着目したほうがいいものが3つあることは分かっています。その3つを当社では「ココロの健康」「カラダの健康」「キズナの健康」と呼んでいます。
※WHO憲章前文に書かれている、Well-beingの定義ともいえる「肉体的、精神的、社会的に満たされた状態」という言葉を当社流に言い換えたものです。
「ココロの健康」「カラダの健康」「キズナの健康(=人間関係の良好さ)」の3つが満たされることでWell-beingという状態に到達できると考えられています。
ただし、どうすればこれら3つが満たされるのかは人によって異なります。運動が好きな人は運動することでココロもカラダも満たされるかもしれませんが、家で本を読んでいるのが好きな人が同じことをしても満たされないかもしれません。
その意味では、やはりどうすればWell-beingという状態に到達できるのかは人それぞれであり、「自分はこうしたい」という自分なりの答えを見つけるしかないのです。
そして、それを見つけるうえで脳科学の視点から様々な発信をしているのが書籍『WELL BEING』であり、弊社の事業です。
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