2022.05.17

横山 太郎

腫瘍内科医として抗がん剤治療を行う中で「病気を抱えながら、これからどう生活するのか?」に関わる意思決定支援に興味を持ち、横浜市立市民病院 緩和ケア内科で、終末期からではなく診断時から関わり意思決定支援を行なっていく「早期からの緩和ケア」の臨床試験を行い、厚生労働省科学研究班の中でマニュアル作成に携わる。

その中で、医療者のみで意思決定支援をすることは、価値観の多様化から質的にも、超高齢社会から量的にも困難と判断し、「非医療者も含めた様々な人が意思決定支援を行う体制」を作ることが必要だと感じ、社会活動も開始。誰もが「これでいいのだ」と自身をもって決定できる社会を目指す。

■所属学会・協会
・ YOKOHAMA リビングラボサポートオフィス ヘルスケアプロジェクト リーダー
・ 神奈川地域医療を考える会 幹事
・ 日本死の臨床研究会 関東甲信越支部 役員
・ Co-Minkan 普及実行委員会 共同代表
・ Indicocrea 代表理事
・ 株式会社 ピースサイン 代表取締役
・ 発信する医師団 メンバー

■主な公的・社会的活動
・ 平成25年度 厚労省補助金「診断時から早期に緩和ケアを提供する体制整備に関する研究」
・ 平成26年度 文部科学省医学事業 地域キャリア教育支援協議会設置促進事業 企画
・ 第20回日本緩和医療学会学術大会「早期からの緩和ケア」シンポジスト
・ 平成28年度 勇美記念財団在宅助成「子はかすがいプロジェクト」主催
・ 平成29年度 日本財団ソーシャルイノベーター選出
・ WHOと県庁が連携したASEAN高級実務者会議 ランチョンセミナー登壇
・ 第21回黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川 登壇
・ 第26 回日本死の臨床研究会 関東甲信越支部大会 大会長
・ Himss & Health 2.0 Japan2019 パネリスト
・ 公益財団法人ユースリーダー協会 第11回若者力大賞 ユースリーダー支援賞(個人部門)

■主な執筆
・ 全身倦怠感の原因と出現するメカニズム 日総研
・ 呼吸器疾患ー最新の薬物療法ー 「がん性疼痛治療薬」克誠堂出版
・ レジデントノート がん診療のキホン 羊土社
・ EBM 呼吸器疾患の治療 「早期からの緩和ケアはどのように行われるべきか?」中外医学社
・ 緩和ケアの基本66とアドバンス44 がん患者の診かた・支え方 羊土社
・ 続 エビデンスで解決!緩和医療ケースファイル 南江堂
・ キャンサーボードスクエア 2月号after2025を見据えた「街場(地域)の緩和ケア」試論 医学書院
・ 多角的に考えるアドバンス・ケア・プランニング治療 南山堂
・ 緩和医療・終末期ケアスーパー総合医 がんに伴う神経症状への対応 中山書店
・ 専門家をめざす人のための緩和医療学  など著書多数。